心の呪縛を解き、苦しみのトンネルから抜け出し
自分らしく幸せに生きるための人生変革セラピー

インナーチャイルド豆知識01

インナーチャイルドって何?

インナーチャイルドってどういう意味?

インナーチャイルドとは、直訳すると、「内なる子ども」。つまり、心の中にいる子どもの自分という意味です。
 
人の心の中には、大人になっても、小さな子供だった頃の自分が存在しています。
 
インナーチャイルドがいつも、安心感・幸福感で満たされていると、大人の自分も安心と幸福を感じ、穏やかな気持ちで暮らすことができます。
 
しかし、インナーチャイルドが不安や罪悪感に捕らわれていたり、満たされない思いを抱えていると、大人の自分も不安や罪悪感、満たされない思いに悩まされることになります。
 
このようなインナーチャイルドを、「未解決な欲」と呼んだり、「インナーチャイルドが傷ついている」と表現します。
 
傷ついたインナーチャイルドは、大人の自分にさまざまな影響を及ぼし、日常的にさまざまな問題を引き起こす原因となります。

インナーチャイルドはどこにいるの?
 
インナーチャイルドは、無意識の中にいます。
 
人の心は、意識と無意識、ふたつの領域に分けることができると考えられています。
 
意識とは、顕在意識(けんざいいしき)とも言い、ふだん、頭の中でさまざまなことを考えている部分。
 
「今日は忙しくなるから頑張らなくちゃ」、「明日は朝早いから、早めに寝よう」など、周りの状況から判断し、行動しようと決意する意志、これが意識の働きです。
 
一方、無意識とは、潜在意識(せんざいいしき)とも言い、頭では意識できない部分。
 
たとえば、わたし達の体は無意識の力によって動かされています。人は眠っているときに意識はありませんが、心臓の動きや呼吸は止まりません。内臓も動いています。これは無意識が働いているからです。
 
また、喜怒哀楽などの感情は、無意識の働きによって起こります。
 
感動して、思わず涙がこぼれてしまう。
思いがけない出来事に、喜びで胸がいっぱいになる。
腸が煮えくり返るような怒りが湧いてくる。
悲しくて涙が止まらない。
 
このように、感情は、ある物事に直面したとき、意識とは関係なく心にわき上がってくるものです。
この感情こそ、無意識の中にいるインナーチャイルドの働きによって起こるものなのです。

顕在意識と潜在意識
潜在意識の領域は、顕在意識の何倍も広く、それだけ大きな影響力を持っています。

インナーチャイルドはいつ、どうやって傷つくの?
 
インナーチャイルドは傷つくのは、主に小さな子ども時代。
 
悲しいことや、つらいことがあった時。
望みが叶えられなかった時。
「あれをしたい」「こうしてほしい」という意志を否定されたり、拒否された時。
 このような時に、インナーチャイルドは傷つき、未解決な欲が生まれます。
 
わかりやすい例をあげてみます。
 
ここに、Sちゃんという小さな女の子がいるとします。
 
Sちゃんには妹がおり、お母さんは生まれたばかりの赤ちゃんの世話にかかりきりです。
Sちゃんはお母さんに抱っこして欲しい。頭をなでて欲しい。甘えさせて欲しい。そんな思いを抱えています。
ですが、お母さんは「Sちゃんはもうお姉ちゃんになったんだから、がまんして」と、言われてしまいました。
 
Sちゃんの「お母さんに甘えたい」という願いが叶えられず、未解決な欲となります。この思いは無意識の中に残り、インナーチャイルドの傷となって、日常的な悩みや問題の根本的な原因となります。

傷ついたインナーチャイルドは、どんな風に日常に影響するの?
 
「お母さんに甘えたい」という願いが叶えられなかったSちゃんは、無意識の中に傷ついたインナーチャイルドを抱えたまま、大人になります。
その結果、Sちゃんは人に甘えたり、助けを求めることが苦手になりました。
 
もっと人に甘えていい、ひとりで頑張りすぎるのはよくないと、頭ではわかっている。
でも、どうしても「助けて」「甘えさせて」と言えない。
甘え方、頼り方がわからない。
みんなが当然のようにしていることが、自分にはできない。
人と違う自分に自信を無くしてしまい、さらには「どうしてわたしだけ、こんなに簡単なことができないのだろう」と、自分を責めてしまうようになっていく…。
 
このように、小さな子ども時代に心が傷ついた経験は、大人の自分に大きな影響を及ぼすのです。
 
インナーチャイルドの影響をわかりやすくお伝えするために、ごく簡単な例で説明しましたが、わたし達はもっと複雑に絡み合った感情を抱えています。
 
悲しみ、恐れ、怒りや、心配、恨み、憎しみ、寂しさ、悔しさ、自己卑下、罪悪感、絶望感。言葉では説明しがたいイライラや、もやもや…。

このような、ネガティブな感情を起こしているのは、インナーチャイルドの傷なのです。

なぜ、インナーチャイルドは存在するの?
 
インナーチャイルドは、ネガティブな感情を起こすことで、日常的な悩みや問題の原因となります。
 
その理由は、傷ついたインナーチャイルドを癒して欲しいから。
未解決な欲を、満たしてほしいから。
叶わなかった願いを、叶えて欲しいから。
 
お母さんに抱っこして欲しい。頭をなでて欲しい。甘えさせて欲しい。
そんな思いを叶えて、心を満たして欲しいからなのです。
 
ネガティブな感情を起こす原因となるインナーチャイルドの傷を癒せば、悩みや問題の根本的な原因を癒すことになります。
 
お母さんに甘えたい、というインナーチャイルドを抱えたSちゃんの場合、この望みを叶えてあげることで、人に甘えられない、頼れない、という悩みを解決することができるでしょう。
 
ネガティブな感情が起きてくるということは、インナーチャイルドが傷ついているというサイン。
感情は、「この傷を癒して」「望みを叶えて」と叫ぶ、小さな自分の声なのです。
 
インナーチャイルドが存在するのは、なぜか。
それは、インナーチャイルドの傷を癒すことで、悩みや問題から解放され、ありのままの自分を認め、幸せに生きることを、心が望んでいるからなのではないでしょうか。

2022.3.22

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